sanatio-staff blog

sanatio-staffによるプライベートblogです。 毎週金曜日更新です(不定期更新もあり)。

空気と危機管理

ニュースをつけると、国内は日大アメリカンフットボール部のラフプレーと加計学園森友学園、
国外は史上初米朝首脳会談で連日もちきりです。

政治の世界はともかく、特に日大アメフト事件について思うのは、「日本人は空気で動く」ということです。
日本人は狭い村社会の中で、周りに配慮しながら生きることが染みついています。

そうしなければならない雰囲気が普段から組織に漂っていれば、
ある状況になったときに普段できない行動でも平気になるよう駆り立てられます。
どこにいても神との契約で生きる外国の人には、
その場の空気を読んでルールに外れたことをするのは理解できないかもしれません。


運動部では少々乱暴なことをするのは勲章になるようなところがあります。
部活で、「あいつムチャクチャするからなぁ~」は半分誉め言葉のようなところがありました。
この部もそんな雰囲気の中で、監督やコーチもあまり深く考えず「相手をつぶせ」といったのでしょう。

それで、実際に問題になると、逃げを打って、
自分は指示していない、勝手に選手が勘違いしたんだ、ということなのでしょうが、
おそらく日本人なら大抵の人は、その辺りの感じはわかるので、あの対応にモヤモヤするのだと思います。

その後日大の選手が顔出しで会見を行い、涙ながらにしっかりした受け答えを続けていたのが印象的でした。
これ程明晰な受け答えの出来る人が何故?と思わずにはいられませんでした。
それに対して大学側の対応ですが、あまりにも酷いようにおもいます。

まず出てくる人がどの人も強面の大人の人ばかりで共感出来る雰囲気が全く感じられず、
やっと監督とコーチが出てきて会見した時にはもうげんなりしてしまいました。
潔く対応すればまだ共感が得られたかもしれませんが、もうここまでくれば完全な悪役になってしまい、
いろいろ身辺のことを書き立てられた上に二人とも永久追放になってしまいました。

あれだけの組織なのに適切な危機管理がなぜ出来ないのか不思議でなりません。
今後大学の運営に大きな影響を与え、長い間傷となって残ることでしょう。
特に在学中の学生がかわいそうだと思います。


昔JRの脱線事故で組織の管理体制が表面化し、さんざん叩かれて今に至っていますが、
それも今回の事件と根は同じところにあると思います。

今後、世の中が多様化していく中で、「危機管理」の概念は組織が存続していくために最も重要な事だと思います。

何か事を起こすとき、空気で動くのではなく、冷静に客観的な視点で全体の中の自分の立ち位置を把握すること、
そして相手や世間からどう見られるか、どう見せるかの配慮が必要であることをこの事件から痛切に感じました。


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本当に難しい時代になってきました。
勉強しなければならないことも増え、多様なイデオロギーにも対処しなければならず、
そしてトラブルが起これば一瞬で世間に広がり、「人の噂は75日」ではなく、
デジタルタトゥーとなって永久に残ることを肝に銘じなければなりません。

そしてそれでも何とか事業を継続して生きていかなければなりません。

幸い人間の体が急に変化するわけではなく、
医療について言えば今後もやらねばならない事は増えていくことでしょう。

このような事件を他山の石としてこの時世を乗り切っていいかねばならないと思います。


【writer:Doctor - Y 】
【検索タグ:危機管理】

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

  1. 2018/06/08(金) 09:00:00|
  2. Doctor - Y
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