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戦前日本のポピュリズム(筒井清忠著 中公新書)

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昔から、日本はどうして大東亜戦争を避けられなかったのか?如何にすれば勝てたのか?
あるいは大敗北をきたす前に和平を模索できなかったのか?がいつも疑問だった。

米国のハワイ併合や、フィリピン領有などの歴史を俯瞰してみると、
米国が日本を倒し、太平洋を我が海にするための明確な意思を持っていた事は充分に考えられるが、
米国との戦争は避けられなかったのか?といつも思ってしまう。

博識の友人にこの疑問を投げかけてみたが、
歴史の大きなうねりの中で、誰もが抗う事のできなかったものだと理解するようになった。

それは津波のような大きな黒い濁流に、抗うことなく巻き込まれるというイメージに例える事が出来るかも知れない。

米国は自分たちが日本に民主主義をもたらしたと考えているきらいがあるが、
この本を読めば日本は戦前から普通選挙が行われ、激しい政党の争いがあった事が理解できる。
また大正軍縮の時代には、丁度、戦後間もない時期に、自衛官が制服を着て街を歩けなかったように、
戦前の兵隊さんも軍服を着て街を歩けないような時代があった事にも驚かされる。

歴史の大きな濁流の要因は、世界情勢、地政学的要因、植民地主義、不況などの色々の要因があるが、
ポピュリズムも、その大きな要因の1つである事が理解される。

その上で、現在の日本の新聞やテレビの報道を見てみると、余り戦前と変わっていないような気がする。
統計や分析をメインとした理性的な報道は多分、面白くなく、結局、人々のルサンチマンを刺激しないとマスコミは繁盛しない。
結局、私達はTVや文春砲?等でルサンチマン・好奇心を満たしながら、
疑問を感じた事は嘘も本当も山盛りのネット情報中から、真実を探す必要があるのだろう。


【writer:Doctor - H 】
【検索タグ:雑学】

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2018/07/20(金) 09:00:00|
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